家計

納豆のタレ、袋麺の粉末スープ… フリマアプリで「付属調味料」を売る人、買う人の事情

袋麺のスープもフリマサイトで売られている(イメージ)

袋麺のスープもフリマサイトで売られている(イメージ)

納豆のタレが大好きすぎて“追いタレ”するほど

 売る人もいれば、買う人もいる。IT企業に勤務する30代男性・Bさんは、「納豆のタレ」が1パックに1個では足りないほど大好きで、先日フリマアプリで「納豆のタレ」セットを買った。

「僕は納豆のタレが好きすぎて、“追いタレ”してしまうくらい。100個で600円か700円ぐらいだったと思います。だし巻き卵をつくるときや冷奴など、ちょっとした料理にも納豆のタレを使います。しょうゆよりもやさしい味で、僕は好きなんです」(Bさん)

 他にもBさんは、納豆の辛子、お弁当チェーン店のから揚げスパイスなどを買うことがあるという。

「もともと買うときは納豆のタレだけが目当てだったのですが、辛子も入っていたので、使ってみたんです。するとお弁当やキャンプのときなど、持ち歩きたいときに割と便利でした。から揚げスパイスは、市販の唐揚げにつけて楽しんでいます」(Bさん)

袋麺の粉末スープはいろんな料理に使える

 商社に勤務する20代女性・Cさんのお気に入りは、袋麺のラーメン粉末スープ、ハンバーガーチェーン店のナゲットソースだ。

「ナゲットソースは、店頭でも単品で売ってくれるみたいなんですけど、それだけ頼むのは少し恥ずかしい。フリマサイトなら、気楽に購入できます。鶏むね肉やブロッコリーなど、いろいろなものにつけています。袋麺の粉末スープは、チャーハンや鍋料理、野菜炒めなどで重宝しています。さすがに粉末だけでは売ってないので、フリマアプリ頼みですね」(Cさん)

 商品に付属する調味料を余らしている人もいれば、単品でほしがる人もいる。意外なところで、需要と供給のマッチングが成立しているようだ。(了)

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