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Twitterユーザーが感じる「青バッジ」の意味の変化 かつては“憧れ”今は“課金の証”に

Twitterの「青バッジ」に警戒するユーザーも

Twitterの「青バッジ」に警戒するユーザーも

 Twitterは4月20日(日本時間21日)に、これまで無料で、企業や著名人・有名人を中心に付与されていたアカウントの青いチェックマーク(通称「青バッジ」)を一斉削除した。青バッジは、「Twitter Blue」という有料プランで提供されるようになり、月額1380円(iOS経由)、あるいは980円(ウェブ経由)で付与される、長尺動画や長文を投稿できるといった特典がつく。なお、企業向けには金バッジ、政府機関向けには灰色バッジも用意されており、それぞれ月額料金は13万5000円。

 青バッジといえば、Twitter社の審査を経て認証された「公式」の証明であり、「信頼たりうる」というステータスでもあったため、削除された著名人の間では動揺が広がった。その一方で、お金を払えば青バッジが付与されることに、複雑な思いを抱くユーザーも現れている。

プロフィールやフォロワーを確認する面倒臭さ

 IT企業に勤務する30代女性・Aさんは、最近Twitterを見ていると「余計な作業」が生まれたと嘆く。

「これまでは、青バッジがあれば一目で『有名人』、あるいは『その道の専門家』なんだな、とわかっていました。でも、最近は課金すれば、誰でも青バッジをつけられるようになったことで、ややこしい。TL(タイムライン)に流れてきたツイートなんかに青バッジがついていると、『この人、知らないけど何か著名な人なのかな?』とプロフィールやフォロワーを確認する作業が発生しています」(Aさん)

 仕様変更に慣れないAさん。Twitter Blue加入者に対して、警戒する気持ちがあるという。

「リプライ欄の表示もTwitter Blue加入者が優先されて上位に表示されるようですし、自分の投稿をアピールしたい人や、長文を書きたい人には向いているんだと思います。企業やPRをしたい人にはいいのかもしれません。でも、どんどんTwitterが気楽なものではなくなるというか……。自己主張合戦みたいな感じになってゆくのかなあ、と少し冷めた目で見ています」(Aさん)

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