ツイッターやインスタに投稿すると後悔する
実際に「スナチャ」を愛用している男子学生Aさん(21歳)も、このアプリの魅力を「履歴が残らないこと」だと語る。
「魅力なのは、投稿の内容がどのくらいの時間で消えるかを設定できるところですね。たとえば10秒で設定すると、友人が画像を見たあとに10秒で削除されるんです。大学生って、ちょっとイタいこととか、闇投稿とかしちゃうじゃないですか(笑)。そういうポエムみたいなやつって、ツイッターとかインスタに投稿するとずっと残ってしまうので、後悔することもある。
でもスナチャは親しい友人だけでやりとりするし、どうせ数秒で消えるからいいや、と思ってホンネが投稿できる。今では、ツイッターの裏アカウントも監視される時代じゃないですか? そうするとどこにも吐き出せる場所がなくなっちゃう。スナチャは愚痴を書いたり、自分のなかのモヤモヤを投稿するために使ってます」(Bさん)
こうした「履歴が残らない」アプリはSnapchatだけではない。Instagramでも24時間で投稿が消える「ストーリー機能」を積極的に活用するZ世代ユーザーは多い。ネット上に「履歴が残る」ことのリスクが顕在化するなか、「履歴が残らないSNS」へのニーズも高まっているようだ。(了)