物価高に終わりが見えず、家計の打撃は深刻だ。なかでも深刻なのが電気料金の値上げ。どうにか節電を実践し、家計に負担を減らしたいところ。そこで、洗濯機と掃除機に関する電気代節約テクニックを“家電王”こと東京電力エナジーパートナーの中村剛さん(55才)に節約術を聞いた。
洗濯機はまとめ洗い・まとめ乾燥する
「少量で何回も洗うより、まとめ洗いで洗濯する回数を少なくする方が、年間で約180円節約できます。ただし、洗濯容量を超えるほど詰め込むのは、逆に効率が落ちるので避けてください。この方法で大きく変わるのは電気代よりも水道料金で、年間約4360円もおトクになります」(中村さん・以下同)
乾燥機は自然乾燥と併用で使用を抑える
「洗濯乾燥機の場合、洗濯よりも乾燥の方が多くの電力を消費します。そのため特に急がないときは、できるだけ自然乾燥を行い、乾燥機の稼働時間を減らしましょう。ちなみに、乾燥にかかる電気料金と水道料金では、縦型洗濯機とドラム式で違いが大きく、ドラム式の方が経済的です」
掃除機は、実はロボットタイプが最も電気代がおトク
「いま家庭で使う掃除機はスティックタイプが主流で、そのほかにロボットタイプとキャニスタータイプがあります。なかでも最も節電になるのは、実は自動で掃除してくれるロボットタイプなんです。次いでスティックタイプ、キャニスタータイプの順です。次回購入時の参考にしてください」