2020年4月に発売されたアップルの「iPhone SE(第2世代)」(以下、iPhone SE2)。デザインはiPhone 8ベースで、フルスクリーンではなく、ホームボタンに指紋認証を搭載。中身はiPhone 11と同じチップを採用したモデルだ。そんなiPhone SE2は、発売から3年経った今でも高い人気を誇っている。
ニューズドテックが発表した、「2023年3月度中古スマホの販売数ランキング」によると、iPhone部門の第1位は「iPhone SE2(64GB)」だった。その魅力はどこにあるのか。iPhone SE2を愛用し続けている人たちに、話を聞いた。
持ち歩きしやすいコンパクトボディ
30代女性・Aさん(IT企業勤務)は、3年前に購入したiPhone SE2を可能な限り使い続ける予定だ。
「iPhone SE2は『こういうのでいいんだよ』と感じる、マイベストスマホです。機能もデザインもシンプルで、余計なものがなく、ちょうどいい感じがいいんですよね。購入から3年ですが、買い替える予定はありません。バッテリーの減りが速くなってきたので、交換して使い続けるつもりです」
Aさんが特に気に入っているのは、持ち歩きしやすいコンパクトボディだ。
「iPhoneが大型化しているなか、本当に貴重な存在だと思います。できるだけ小型のものを“携帯”として持ち歩きたいので満足しています。いまの最新機種はどれも大きすぎて……。SNSに写真を載せることもありますが、そこまで画質にこだわりはないので、スマホは最低限のカメラ機能で十分。カメラ機能よりも、本体が大きくなるほうがストレスなので、私にとってはiPhone SE2が最適解です」(Aさん)