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気持ちはうれしいんだけど… 捨てるわけにもいかない「困ったお土産」問題の悩ましさ

旅のお土産、嬉しいこともあるけれど…(イメージ)

旅のお土産、嬉しいこともあるけれど…(イメージ)

 旅行に行った際、家族や友人、会社の同僚などにお土産を購入する人も多いだろう。しかし、もらった側からすると、そのお土産の扱いに困ってしまうこともある。お菓子やお酒などといった飲食物のお土産であれば、どうにか消費できる。しかし、ちょっとした置物やキーホルダーなどのお土産の場合、本音では「処置に困る」ということがある。

ご当地マグカップが延々と増え続ける

 都内に住む自営業・Aさん(40代男性)はこう話す。

「両親が旅行好きで、しょっちゅう国内のいろいろな場所に行っているんです。それで、たまに実家に帰ると、“これ、こないだのお土産”と言って、旅行した土地に関係する動物の置物やこけし、地名が書かれたマグカップなんかをくれるんですよね。

 お土産はありがたいんですが、正直自分の好みではないものも多い。せっかくだからと思って一応家に持って帰って飾るんだけど、置物はだんだんほこりをかぶってきて、掃除も面倒だし、もうマグカップなんて、延々増え続けています。かといって、捨てられないし……、はっきり言って困っています。一度、両親には“食べ物系のお土産にしてほしい”と話したことはあるんですが、私がたまにしか実家に戻らないので、賞味期限問題などから、結局置物とかになってしまうようです」(Aさん)

 お土産に困っているAさんだが、今のところは不本意ながらもらうことにしているという。

「高齢の親に“お土産はいらない”と冷たく言うのもいやですし、とりあえずもらった後は、いくつか飾って、残りは押し入れにしまっています。将来的にどうするかは、親が亡くなってから考えようかなという感じですね……」(Aさん)

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