コロナ禍で一時休止していた「詰め放題イベント」が各地で再開（写真は群馬県の「こんにゃくパーク」。撮影／浅野剛）
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が、季節性インフルエンザと同等の“5類”に移行したため、各地で“詰め放題イベント”が再開し、注目を集めている。家具アウトレットの「メガマックス千葉NT店」では、月1回を目安に詰め放題イベントを行ってきたが、コロナ禍の緊急事態宣言によって一時休止に。その際、「再開しないのか」という問い合わせが多く寄せられたという。
「緊急事態宣言が解除された際などには、ソーシャルディスタンスに気をつけつつ続けていたのですが、最近ようやく以前のように定期開催できるようになり、“待ってました”“日常が戻った”などの声をいただいています。店としては、大赤字覚悟の開催なのですが、今後も続けていく予定です」（メガマックス千葉NT店・詰め放題担当者）
詰め放題は、客にお得なだけではない。店側にとっては集客につながり、期限の近い商品や製造過程で出たハネものなどを有効活用できるため、食品ロス対策にもなっているという。
現在、関東近郊で詰め放題を行っている店を、いくつか紹介しよう。
【こんにゃく】4種の詰め放題に無料バイキングまで（群馬）
「『飲むゼリー詰め放題』では2段目に詰める商品を逆さまに差し込むのがコツ」と広報の齊藤さん（撮影／浅野剛）
ヨコオデイリーフーズが運営する「こんにゃくパーク」は、ミニ観覧車・足湯・無料こんにゃくバイキングなどがある体験施設。営業時間中、常に開催されているのが、4種類のこんにゃく（ゼリー、料理用こんにゃく、飲むゼリー、ひとくちゼリー）の詰め放題。どれも1回540円なので、単価の高い料理用こんにゃくの詰め放題が人気だ。
「袋からはみ出しても商品にビニールがかかっていればOKです。ただし、体やあごなどで商品を押さえず両手で持ってレジまで運んでください」（広報担当・齊藤ちな実さん）
平日の方がじっくり挑戦できる。
やり直しができるため2～3時間試行錯誤する人も（撮影／浅野剛）
●上手に詰めるコツ
袋を均等に伸ばし、1段目は縦に詰めて土台を作る。そうすると、2段目が積みやすくなる。1段目に6個は入れたい。
料理用こんにゃくは１点約130円～、こんにゃくゼリーも約130円。5個詰められれば元が取れる（撮影／浅野剛）
こんにゃくパーク／平日9～17時30分（土日祝～18時）の営業時間内に開催（最終受付17時、土日祝17時30分）
料金：1回540円
住所：群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1
