BさんがゲーミングPCやタブレット端末でプレイするゲームも、アメリカや韓国や中国発のゲームばかりだ。
「いつの間にか、日本の据え置きのゲーム機を買わなくなり、ゲーミングPCでプレイできるゲームばかりをやるようになりました。PCでやるゲームは、洋ゲー(開発元が欧米のメーカー)が多いです。日本のゲーム会社のビックタイトルの新作もやりましたが、シリーズの特徴がなくなっているように感じて、だんだんやらなくなりました。
スマホゲームもタブレットでプレイしていますが、すべて中国や韓国発のもの。別に日本のものを避けているつもりはないんですが、結果的にという感じです」(Bさん)
スキンケアはほとんど韓国製、服は中国製
コスメや服は、国産にこだわりがないというのは、不動産会社で働く20代女性・Cさん。韓国コスメが好きで、サプリメントは米国製のものを買っているそうだ。
「日本のコスメは総じて高い。スキンケアはほとんど韓国製になりました。リーズナブルで、天然由来みたいなものも多く、コスパがいい気がします。服は、昔からメイド・イン・ジャパンのほうが少ないですよね? なんなら買うときも中国の通販サイトで買っています。安くてかわいい服がたくさんあります」(Cさん)
かつての「国産信仰」はどこへやら。特に一部の若い世代にとっては、「日本製品だから安心」という価値観は最初から存在せず、“シンプルで安い”海外製品のほうが魅力的に映っているようだ。(了)