「夫婦共働きの家庭は少ない」
超高額の学費を惜しまず、わが子をインターに通わせるのはどんな親が多いのか。教育への関心が高く、調べ抜いたうえでインターを選ぶ親も多いが、イメージ先行で決断してしまう人も。萩原氏が続ける。
「比較的お金に余裕のある人が多いのは確かですが、それに加えて、ブランド志向だったり、英語に過剰な期待を抱いているケースが多いように感じます。あとは、日本の教育に憂いや危機感を持っていたりする保護者も一定数いますね」
放課後に子供を預かってくれる学童のようなシステムが万全でないことも、親にとっては悩みの種だ。
「高額な学費をとっているのに延長保育がないとか、学童のようなものがないインターも少なくありません。働いている親にとっては送迎つきの塾や習い事に通わせる必要が出てきます」(萩原氏)
こうした事情もあってか、大阪在住で子供2人をインターに通わせるBさんは、「夫婦共働きの家庭は少ない」と話す。
「お父さんがお医者さんだったり、会社を経営していたり、あとは実家がお金持ちの家庭がほとんどです。一方、お母さんは送迎や習い事に対応するため、専業主婦という形態が多いように感じます」(Bさん)
※女性セブン2023年6月22日号