それこそ「遺言を書こう」「これまでの人生を1年ずつ振り返る連載をしよう」「今まで取り組んだ大きな仕事を皆に伝えよう」とかの呼びかけが毎回出るようにするとか。「我が人生の集大成的SNS!」としての使い道は、有用だと思います。そうすれば、たとえ若者が利用しなくなっても、フェイスブックは生き残っていくでしょう。
しかし、広告が多過ぎるのと、謎の日本語を使う架空の女性からのともだち申請と、メッセージ、あれなんとかならないんですかね……。
【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『捨て去る技術 40代からのセミリタイア』(インターナショナル新書)。