初めて“買い替える理由”が生まれた
不動産会社に勤務する40代女性・Bさんも、iPhone 8ユーザー。4年間使用し続けているという。
「ホームボタンと指紋認証が便利だし、写真もあまり撮らないのでカメラ機能も最低限でいい。私の使い方だと、最新機種に買い替える必要性がなかったというのが本音です」(Bさん)
今回「iOS 17」対象外になったことで、初めて“買い替える理由”が生まれたBさん。いま、気になっている機種があるそうだ。
「最新機種だと私には使いこなせないし、何より高すぎます。でも、どうせ買い替えるなら、何かしらバージョンアップさせてもいいかなあと。そう考えたとき、iPhone SE(第3世代)だと代り映えがしないので、iPhone 12かiPhone 13あたりはどうかなと。iPhone 8のサイズ感を優先するなら、miniを選択するのもありだと思っています。最新機種が自分にとって最適かは、また別問題ですから」(Bさん)
買い替え候補にはAndroid端末も選択肢に
金融機関に勤める20代男性・Cさんも、iPhone 8を4年半使用している。買い替え候補として、iPhoneだけでなくAndroid端末も選択肢に入れているという。特に注目しているのは、Google Pixelだ。
「Androidは低価格な端末が多いけど、その分OSのサポート期間が2年くらいで短い傾向です。iPhoneは機種代は高いけど、OSのサポート期間も長い。だから安さだけでAndroid端末を選ぶのは怖いと思っていました。
でも、Google Pixelはアップデート期間が保証されていて長く使えることを知り、それなら最新機種のPixel 7aもありな気がしています。iPhoneにこだわるなら同じ価格帯のiPhone SE(第3世代)でしょうか」(Cさん)
長年愛され続けてきた端末だけに、ユーザーたちは名残惜しさを感じているようだが、次に使う端末も長く使い続けるべく、慎重に吟味しているようだ。(了)