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「強制的にランチ時間に突入って…」 職場の「12時一斉の昼休み」への不満と多様化を望む声

「時差出勤が認められるのなら、昼休みも時差にしてほしい」という声も(イメージ)

「時差出勤が認められるのなら、昼休みも時差にしてほしい」という声も(イメージ)

 テレワークやフレックスタイムの導入など、柔軟な働き方が浸透しつつある。働く場所や出退勤時間に縛られなくなってきたが、12~13時という「昼休みの時間」は依然として変わらない会社も多いようだ。

 そもそも昼休みはなぜ一斉なのか。労働基準法に、休憩時間は労働者に一斉に与えなければならないと規定されているため、昼休みは「一斉」が原則だ。ただし、運輸交通業や商業、金融・広告業など、特定の業種は適用外とされている。昼休みが固定の会社でも、労使協定を結べば、各自の裁量で休憩を取るようにルール変更が可能だ。とはいえ、まだまだ会社として、昼休みは一斉というところが多いのが現実だろう。

 こうした現状に対して、昼休みの時間が固定されている職場で働く人たちから、時間帯の多様化や自由化を求める声があがっている。

仕事の区切りは人によってタイミングが違う

 商社に勤務する20代女性・Aさんは、コロナ禍以降、12時に一斉に昼休みを取ることに疑問を感じるようになった。

「元々、うちの職場では12時になるとチャイムが鳴り、休憩時間になります。それがコロナ禍の緊急事態宣言中に、『12時からみんな一斉に昼休みだと、密になるからやめましょう』ということで、初めて分散して昼休みを取ることになったんです。それであらためて気づいたのが、12時から一斉に昼休みだと、エレベーターも飲食店もとにかく混むということ。昼休みは分散したほうがストレスが圧倒的に少ないですね」

 働き方改革というのなら、Aさんは一斉の休憩も見直してほしいと考えている。

「職場では、健康維持やワークライフバランスのために時差出勤が取り入れられています。それなら昼休みも時差になればいいのに。仕事の区切りは人によってタイミングも違う。強制的にランチ時間に突入することが苦痛なこともあります」(Aさん)

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