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【子供の学歴を“手札”に…】中学受験で繰り広げられる親たちのマウント合戦の実態 「私の勝ち」と言わんばかりのママ友に辟易

子供は誰のために戦っているのか(イメージ)

子供は誰のために戦っているのか(イメージ)

「私は中学受験したことないけど、子供は成功した」

 逆に相手の方が“強い手札”を持っていても、果敢にバトルを挑んでくる人もいるようだ。40代女性・Bさんは、中学受験の結果について、あれこれ優位性を示して『私の勝ち』といわばかりのママ友に辟易したことがある。

「私の息子は、そのママ友の息子よりも、だいぶ偏差値が上の学校に合格したんです。すると彼女は、『私は中学受験したことないのに、子供は成功した』と言い始めました。私は中学受験経験者なんですよね。最初は何を言われているのかわかりませんでしたが、逆境を乗り越えて合格したんだから、私の方が上と言いたいんだなと」(Bさん)

 Bさんによれば、息子より偏差値が低い学校に進学した人たちが、なぜか“バトル”を挑んでくるケースは少なくないという。

「例えば、息子が通う学校をXとしますよね。『うちの子はXみたいな堅苦しい雰囲気の学校には向いていないから、自由な校風な学校にした』とか、『Xって、勉強大変なんでしょ? うちは大学受験に向けてガツガツ勉強する雰囲気に向いていなさそうだから、大学付属の学校にした』とか、こちらが聞いてもいないのに、Xの批判をしながら、子供の学校選びについて語ってくるんです。なんなんでしょうね」(Bさん)

「受かると思わなかったのに、受かっちゃって!」

“手札”にされた子供はどう思っていたのだろうか。私立中高一貫校の有名進学校出身で、現在外資系企業に勤務する20代男性・Cさんは、かつて、ママ友に対して得意げな態度を取っていた親の姿が「本当に嫌」だったという

 Cさんによると、中学受験を終えてから、母親が、「○○ちゃんママ、自信たっぷりで絶対合格だって豪語していたのに、結局は微妙なところで落ち着いたよね」「□□くんママに会ったら、どこの学校に通っているか聞かなきゃ。あなたが受かったから、堂々と会えるわ」などと言うようになったという。

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