永田町で大きな存在感を誇っていた安倍晋三元首相(享年67)が凶弾に倒れてから、はや1年。7月8日、その安倍氏の一周忌法要が東京・港区の増上寺で営まれる。夫を亡くした昭恵さん(61才)にとっても、まさに激動の1年だった。そんな中、安倍氏の一周忌に関連し、昭恵さんが自民党関係者とトラブルを起こしていたという。
「安倍さんと盟友関係にあった大物議員が、一周忌に合わせ『お別れの会』を企画していたところ、昭恵さんから横やりが入ったそうです。一周忌に関する行事はすべてご自身でやりたいという思いがあるようですね。昭恵さんの許可を得られなかったため、企画自体が立ち消えになってしまったと聞いています」(自民党関係者)
さらに、一周忌法要の案内状も、昭恵さんサイドが自民党側と調整しないまま送付してしまったことで、周囲は大混乱に陥ったという。
相変わらず我が道を行く昭恵さん。そんな彼女はいま、壮大な“ある計画”の実現に向けて邁進しているという。
「安倍さんが亡くなった直後から、昭恵さんは『晋ちゃんが生きた証を残したい。彼が政治の世界で残した功績をみんなの目に触れる形でまとめたい』と、周囲に『晋三記念館』建設の夢を語っていました。下関、長門、東京、奈良など複数の候補地があがっているようですが、昭恵さんが“いっそ3か所に建てたい”と真顔で発言し、周囲を唖然とさせたこともあったようです。実現すれば、昭恵さんは名誉館長に就任するのではないかといわれています」(安倍家の知人)
記念館を3か所に建てるとは前代未聞だが、当然ながら建設には莫大な費用がかかる。地元支援者はこう口を濁す。
「昭恵さんが安倍さんから相続した遺産は、少なく見積もっても3億円はあるのではと試算されています。また、安倍さんの政治団体にも約2億5000万円のお金が残っていると報じられました。記念館を1つ建てるくらいなら可能かもしれませんが、3つとなるとさすがに……」
安倍家の土地や墓があり、いまも支援者たちが墓守を続ける山口県長門市も建設候補地の1つだが、安倍氏が長く事務所を構えてきた下関市が最初の候補になりそうだという。
「30年以上も事務所を構えた下関と安倍さんの関係は深い。記念館建設となれば、下関市が運営管理に加わるのではという噂もあるようです」(県連関係者)