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安倍昭恵さん「晋ちゃんが生きた証を残したい」と遺産5億円を注ぎ込み「晋三記念館」建設構想、地元からは懸念の声

建設費用・展示品のほかにもランニングコストの問題

 もしも構想が実現したとして、記念館には何を展示することになるのか。

「各国の要人からのプレゼントなど、安倍政権ゆかりの品が中心になるでしょう。安倍さんは憲政史上最長の首相在任期間に、多くの外遊をこなしました。自宅にはそうした品物が多数保管されているほか、入りきらないものは倉庫を借りているという話もあります」(前出・安倍家の知人)

 だが、問題は建設費用や展示品だけではない。

「いったん箱モノを建ててしまうと、スタッフなど人手も必要ですし、多額のランニングコストがかかる。いまはまだ経済的に余裕があるにせよ、いずれ安倍さんの財産を食い潰してしまわないか、本当に心配です。昭恵さんは入館料を取って運営したいと計画しているようですが、大勢のリピーターがいるとは考えにくい。下関市が運営にかかわるという話もトーンダウンしているようです。

 県連の関係者やかつての支援者はやんわりと押しとどめているのですが、昭恵さんはああいうかたですから……」(前出・安倍家の知人)

 実際、下関市に記念館構想とのかかわりを聞いたところ、

「昭恵さんや関係者から記念館についてご相談されたことはなく、本市が運営に関与することはございません」

 という回答だった。

 仮に、3か所に記念館が建つことになれば、安倍氏の遺産は瞬く間に消えそうだが、「もともと社長令嬢でお金で苦労したことのない昭恵さんは“お金儲け”に無頓着。そこがいいところなのですが、安倍家の支援者の中には“これ以上は振り回されたくない”と距離を置き始める人もでてきたようです」(前出・安倍家の知人)

 一方で、昭恵さんはプライベートを充実させることにも余念がないという。

「安倍さんの遺骨は四十九日を過ぎた後も昭恵さんが手元に置いたままで、ずっと“懸案”になっていましたが、7月末に納骨されるそうです。父・晋太郎さんも眠る、安倍家の菩提寺に埋葬される予定です。いまは大忙しの昭恵さんですが、一周忌法要と納骨が終わった後は、韓国の済州島でバカンスを過ごす予定だと聞いています。これまでの喧騒を忘れて、海外でゆっくりと過ごすのでしょう」(前出・安倍家の知人)

 これも“昭恵さんらしさ”というべきかもしれないが、彼女の今後について、前出の地元支援者は嘆息しつつ、次のように語る。

「せっかくまとまったお金もあるのだし、環境保全活動や人権活動などに尽力してほしい。ファーストレディーとしての経験を生かして世界で活躍してくれれば、それが安倍さんの名前を高めることにも繋がると思うのですが……」

 生前から、夫唱婦随とはいかなかった安倍家の夫婦関係。アッキーの「晋三記念館」構想を泉下の安倍氏はどんな思いで見守っているのだろうか。

※女性セブン2023年7月20日号

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