長期保有するなら配当利回りの高さや株主優待の有無にも着目したい。
「配当利回りが高く、増配など株主還元に積極的な銘柄であり、かつ株価が割安かを見る指標であるPBR1倍割れのものを探していきましょう。
たとえば、森トラスト系でマンション開発・販売が主力のエスリードはPBRが0.6倍台と割安で、配当利回りは3.7%前後と高いうえに、株主優待(3000円相当のカタログギフト)ももらえる。今期(2024年3月期)も大幅な増収増益を見込むなど成長も期待できます」(岡山氏)
ほかにも、岡山氏が注目する不動産関連の銘柄では明和地所が配当利回り約4.8%、グランディハウスが5%以上などとなっており、いずれもPBRは1倍割れと「割安な高配当銘柄」である。
配当利回りやPBRなどの指標はネットなどで簡単にチェックできる。
そうした指標を考慮し、成長戦略や安定性などを加味して銘柄を選ぶことが、「ほったらかしで資産2.5倍」につながっていくはずだ。
※週刊ポスト2023年7月21・28日号