家計

住宅ローン金利を“実質0%”にする方法 35年間「変動金利+積立投資」をシミュレーションしてみた結果

資産運用で注目したい米国株の長期運用

 そうはいっても、資産運用にリスクは伴います。「年率2%で運用していく」ということが本当にできるのでしょうか? そこで、1950年から2023年までの米国株・日本株の資産運用のリターンはどれくらいだったのかを分析してみました。前述の積立投資と条件が合うように、「毎月一定金額を積み立てながら、35年間運用した場合」で確かめています。

 米国株を代表する指数である、大型株500社からなるS&P500の運用利回りの分析結果が次の図です。分析の対象となった期間では、いつ運用を開始しても基準の年率2%を上回る結果となり、ほとんどが年率6%を超えています。

35年間、S&P500の指数で積立運用した場合の平均運用利回り

35年間、S&P500の指数で積立運用した場合の平均運用利回り

 なお、日経平均株価で同様の試算をすると、分析期間のうち26回は年率2%を超えたものの、14回は年率2%を下回りました。とくに1970年代以降に開始した場合では、年率2%を下回る年も目立ちます。

35年間、日経平均指数で積立運用した場合の平均運用利回り

35年間、日経平均指数で積立運用した場合の平均運用利回り

 

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