2023年の土用の丑の日は7月30日。“庶民の味方”の外食チェーン店もこぞって鰻メニューを展開している。うなぎマニアとして知られる高城久氏がチェーン店4社の傾向を解説する。
「各社、2年前から鰻の加工技術が上がってきており、美味しさもアップしています。ただ、燃料など物価高の影響やウナギ原価の高騰などを受け、昨年よりも値段が若干高くなっていますね」
鰻が2枚入る商品は腹側、尾側の両方が入る場合が多く、「自宅で家族とシェアもおすすめ」(同氏)という。
各チェーンの鰻メニューの違いはどうなっているのか。吉野家、松屋、すき家、なか卯のチェーン店4社の鰻丼・鰻重(ダブル相当)を高城久氏が品評、徹底比較した。(※品評対象はテイクアウト商品、※採点は各項目5点満点で評価 ※重量は編集部の計測結果)
なか卯
『特うな重 並盛』※なか卯オリジナルの「特製 京風山椒」付き 1400円
鰻149グラム、ご飯240グラム
総合点:16/20点(1位)
焼き加減:4点
香り:4点
鰻の味:4点
コスパ:4点
「たれがやや濃い目なので、香りのよいオリジナル山椒や錦糸玉子で味変できる点がよい。4社の中で全ての点でトータルバランスが優れていると思う」(高城氏)