たとえば「購入」を検討するケース。賢く中古車を購入するためには、まず適切な販売店選びが重要となる。自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏が語る。
「購入方法としてディーラーや販売店、ネットの検索サイトなどがありますが、車に詳しくないと思う人はディーラーの認定中古車を買うことをお勧めします。
第三者機関が品質を保証しているうえに検査項目が多く、担当者の説明も丁寧で安心できる。唯一のネックは値段が少々高めなことくらい。買い慣れている人は販売店を回ってもいいでしょう。ただし、検索サイトの口コミはサクラも多いとされているので、高評価の店舗でも鵜呑みにするのは禁物です」
数々の不祥事が発覚しているビッグモーターでも、「口コミサイトのサクラ疑惑」が取り沙汰されている。
10月から「明朗会計」に
国民生活センターには「オークションで車を落札後、自宅に運転して帰るまでに2回故障した」との相談事例もあり、納車後に不備が生じるケースもある。
思わぬ故障トラブルを避けるには「整備記録簿」の確認が必須となる。
「見た目のチェックだけでは、実際の車の状態を判断することはできません。整備記録簿を見て、法定点検とは別に自主的な定期点検の履歴が残っていれば、オーナーがしっかりメンテナンスした車であるという手がかりになります」(萩原氏)