家電を購入する際、決め手となるポイントは人それぞれ違うが、機能やデザイン、価格だけでなく「色」も重要な要素となるだろう。統一感を持たせるためにすべて同じ色でそろえる人も多く、なかでも清潔感があり、どんな部屋でも合う「白」は、長きにわたり根強い人気を誇る。だが、「白しばり」で家電を選んだことで、購入後に小さなストレスを感じる人たちもいるようだ。いったい何が問題だったのか? リアルな経験談を聞いた。
同じ白でも「色味が微妙に違う」問題
メーカーに勤務する20代・Aさんは、一人暮らしを始めたときから家中のありとあらゆる家電を白で統一している。
「白は清潔感があるし、白い壁とも同化しやすい。狭い部屋でも圧迫感がなく、広く感じられるから、家電を買うなら絶対に白と決めています」(Aさん)
とはいえ、Aさんにも悩みがある。白同士の色味や質感が微妙に異なるという問題だ。
「ほとんどの家電のカラーラインナップに白があるんですが、白は白でも、メーカーや機種によって、微妙に色味が違う。真っ白かオフホワイトか、あるいはグレー寄りの白か、みたいな感じ。ツヤのありなしでも印象が変わります。
今、電子レンジや冷蔵庫、空気清浄機、テレビ、炊飯器、電気ケトルなどを白で揃えているんですが、どうしても同じ白の商品はないことがあるし、ネットで購入して、家に現物が届いたとき、白は白でも他の家電の白と合わないということもしばしば。小さなストレスです」(Aさん)