ただ、そういった方法はある程度、目的地周辺や経路の道路事情に通じている必要がある。そうでない場合はどうすれば良いのか?
「それはもう“運転手を信用して下さい”としか言いようがありません。大げさに言えば、タクシーに乗る時は運転手に命を預けるわけで、こちらとしては“そんな大切なものを預けるなら、目的地に向かうルートぐらいは任せて下さい”という気持ちです。
正直、道を知らないのに文句を言う方は本当に多いです。“何で混んでる道を通るんだ”とか“この間は20分で着いた”とか言われると、“そんなに急いでるなら、走った方が早いですよ”と口から出そうになることもありますよ。運転手は、少なくとも最善だと思うルートを通っているので、道を知らないなら任せて欲しいです」
ちょっとした気構え次第で、タクシー乗車も快適になりそうだ。(了)