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「恐ろしく面倒くさい!」18歳以下に年6万円支給、東京都の「018サポート」を申請してみた 手続き時に直面する「3つの難所」とは?

それまでの流れでは知り得ない「対象者区分」を求められる(画像は東京都のHPより)

それまでの流れでは知り得ない「対象者区分」を求められる(画像は東京都のHPより)

「対象者区分」は別のページから調べる

 次は「申請者情報の登録」となる。マイナンバーカードから読み取られた名前や生年月日、住所は記入された状態で、追加でフリガナと電話番号、口座情報を入力する。

ある程度の画面スクロールが必要な長さの、「申請者情報の登録」(画像は東京都のHPより)

ある程度の画面スクロールが必要な長さの、「申請者情報の登録」(画像は東京都のHPより)

 ここでは、振込口座が確認できる書類をアップロードしなければならない。金融機関名や支店名、店番号、普通・当座の別、口座番号、名義を入力した上で、それが確認できる通帳やキャッシュカード、WEB通帳の写真またはスクリーンショット画像をアップロードする。

振込口座が確認できる書類をアップロード

振込口座が確認できる書類をアップロード

 ここでは、ネットバンキングの画面のスクリーンショットをアップロードした。〈クレジットカード一体型のキャッシュカードの場合、クレジットカード番号はマスキングしてください〉との注意書きがあるから、そうしたケースでは一手間が発生するだろう。

 次が“第2のハードル”となる。「対象者(子供)情報の登録」だ。戸惑ったのが、一番上に出てきた「対象者区分」の入力である。

対象者(子供)情報の登録。アルファべットと数字で構成される「対象者区分」を一番上に入力する必要が(画像は東京都のHPより)

対象者(子供)情報の登録。アルファべットと数字で構成される「対象者区分」を一番上に入力する必要が(画像は東京都のHPより)

 そこにはアルファベットと数字の文字列を入力することになっているのだが、それを調べるには、別のページから家庭の状況を確認する必要があった。

 冒頭のトップページから「必要書類・申請方法を確認」に進み、質問に答えていく。選択肢の詳細は省略するが、記者の場合は以下の6問だった。家庭の状況や「DVなどで避難している場合」などは、質問数・内容は異なるので注意したい。

Q1.対象者(子供)または認定請求者(申請者)は以下の状況に当てはまりますか。
Q2.【対象者(子供)の国籍確認】対象者(子供)の国籍を選択してください。
Q3.【対象者(子供)の年齢確認】申請日時点での対象者(子供)の年齢を選択してください。
Q4.【認定請求者(申請者)について】以下の区分から該当するものを選択してください。
Q5.【その他事項の確認】該当するものを選択してください。
Q6.【都内在住期間の確認】対象者(子供)の令和5年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の都内在住期間について以下から該当するものを選択してください。

必要書類・申請方法確認(画像は東京都のHPより)

必要書類・申請方法確認(画像は東京都のHPより)

──いずれも重要な質問で、選択肢には「未成年者の法定代理人」「父母指定者」「子供を監護し生計を同一にしている」などといった“役所用語”が並ぶ。慎重にチェックしていく必要があるだろう。

 この6問をくぐり抜けると、「A27-1」という対象者区分が出てきた。上記の質問の回答内容に応じて対象者区分や必要書類が異なるので、自分の子供の場合の対象者区分は必ず確認していただきたい。

区分が確認できる(画像は東京都のHPより)

区分が確認できる(画像は東京都のHPより)

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