小さい画面の機種は選ばれにくいのかも
PR会社勤務の20代女性・BさんはiPhone 12 miniユーザーだが、iPhone 13 miniに買い替える予定だった。ショックが大きいという。
「iPhone 15シリーズ発表後、iPhone 13 miniが値下げされるだろうと思っていたんです。そうしたら値下げどころか消えるなんて……。手が小さいのでminiのサイズ感がちょうど良くて使っていたんです。アップルストアになくても、大手キャリアの在庫が残っていたらいいのですが」
miniモデルがお気に入りとはいえ、BさんはiPhone 12 miniが使いづらいと感じることがあり、販売終了に納得するところもあるという。
「動画もサイトもゲームも、画面サイズが大きいスマホの方が見やすいのは事実だと思います。miniだと字が小さく表示されるなど、少し見づらい。さらに、私の周囲では、SNSに写真や動画を投稿する人は、画面が大きいうえにカメラ性能が高いProモデルを選んでいる傾向があります。何事もスマホで済ませる人も多いので、小さい画面の機種は選ばれにくいのかもしれませんよね」(Bさん)
Android検討もmini復活の希望を捨てきれず…
メーカー勤務の40代男性・Cさんは、iPhone第2世代(iPhone SE2)を使用中だ。Android機種に乗り換えることも検討している。
「また小型機種の選択肢が減りましたね……。まだiPhoneにはSE3があるのですが、SE2からSE3に機種変更するのは、中身は変わっても見た目は代り映えしないので、躊躇しています。来年に発売が噂されるSE4(iPhone第4世代)でminiベースのものが出てくれればいいんですけど、今は大型スマホが主流なので、望みは薄いかもしれません。
今後、アップルで高機能な小型機種が望めないならAndroidに移ろうと思いますが、それでもiPhone 16、17あたりで復活してほしいとわずかな希望を抱いてしまいます。2~3年に一度でいいのでminiモデルを出してくれると、コンパクトなスマホが好きなユーザーは嬉しいんですけどね」
スマホの画面サイズが大型化する中でも、コンパクトなスマホを好むユーザーは根強くいる。そうした中で、発表された今回の「iPhone 13 mini」の販売終了を残念がる声は少なくないようだ。(了)