以来、セールで買ったユニクロTシャツは主に家の近所で着ていたAさん。しかし、それでもかぶったことがある。
「最寄り駅のすぐ近くにユニクロがあって、ご近所さんはみんなそこを利用する。当然同じタイミングでセールに行くので、自然とご近所でアイテムがかぶりやすくなるんですよね。
なかでも顔見知りの人とTシャツがかぶるのは恥ずかしいです。別のユニクロTシャツで、住んでいるアパートの大家さんとかぶったこともあって、相当気まずかったですね。かぶりそうなTシャツほど、ご近所で着るべきではないと痛感しました」(Aさん)
あえて好きではないデザインのアイテムを買う
都内に住む30代の主婦・Bさんはファストファッションが大好き。「家族のものも買いたいので、セールは必ずチェックする」という。セール品を買う時の極意をこう話す。
「基本的に、できるだけ無地でベーシックなデザインのものを選ぶことです。定番のデザインなら誰かとかぶっても気にならないですから。そう思うようになったのも、以前子供用にとセールで買ったTシャツがお友達とかぶってしまうことが日常茶飯事で……。
ただ、Tシャツでいえばシンプルなものほど欲しいサイズが品薄になり、限定的なデザインのものばかり残っていることもよくあるんですよね。そういう時は、完全部屋着かインナー代わりだと割り切って買う。
“好きじゃないけど嫌いでもない”という微妙なものよりも、いっそ全く好みではないデザインを買うのもおすすめです。そうなると、間違っても外で着ることはない。ものは考えようです」(Bさん)
皆が買いたいと思うほど魅力的な商品が揃っているからこそ、街中で「ユニかぶり」も起こりうる。特にセール品で気まずい思いをしないためには、少々の知恵と工夫が必要なようだ。(了)