いまや寒い冬の肌着として定番となっているのが、ユニクロのヒートテックだ。2003年に登場したヒートテックは、汗などの水分を吸着し、熱エネルギーに換える「吸湿発熱素材」を使用した画期的な商品。ユニクロ以外にも同様の素材を使った商品が多く販売されているが、圧倒的に知名度が高いのがヒートテックである。
Tシャツやタイツだけでなく、ニットキャップや手袋、マフラーなどのラインナップが揃っているヒートテック。その機能だけでなく、長持ちするのも特徴。都内に住む会社員・Aさん(40代男性)は、ヒートテックのタイツを長年愛用している。
「毎年冬になると、ヒートテックのタイツを履いています。1枚履くだけで暖かくなるので重宝しています。基本的に3枚くらいのヒートテックを1日毎にローテーションして履いていますが、直近で買ったのが4年前ぐらい。いちばん古いもので、8年くらい履いていると思います(笑)。簡単に伸びたり、穴が空いたりしないし、かなり助かっています。コスパ最強です」(Aさん)
Aさんのように、長く愛用する人は多い。ツイッターの「#ヒートテックの日」というハッシュタグを見てみると、
〈いつのまにか10年以上きてます〉
〈10年前に買ったヒートテック長袖肌着が今年の冬も活躍中〉
など、10年も同じヒートテックを着続けているというユーザーも少なくないようだ。
夫と子供2人と4人暮らしだという埼玉県の30代主婦・Bさんも、ヒートテックのヘビーユーザー。現在手元には、2年前に購入した新品がそのまま残っているという。
「冬場になると、家族4人全員がヒートテックのTシャツとタイツを着ています。2年前に私と夫の分の上下のヒートテックを1着ずつ買ったんですが、それ以前に使っていたものが、まったくダメにならないので、新品をストックしてある状態。毎日着ているし、洗濯も毎日するんですが、驚くほど丈夫。ユニクロはヒートテックじゃない普通のTシャツなんかも丈夫ですし、本当に重宝しています」(Bさん)