吉田みく「誰にだって言い分があります」

【キャンプの楽しさは同行者次第】「母子キャンプ」に急遽同行したママ友の身勝手な言動にイライラ 「図々しいし感謝の言葉もない」

 家が近所ということもあり、キャンプに行く準備しているナツキさんの姿はその後もAさんに目撃されているという。そのたびに「次は私も行きたい!」と言ってくるそうだ。曖昧に返事をしてお茶を濁しているものの、事情を知らない子供同士は「また一緒に行こうね!」と盛り上がって気まずいと話していた。

 キャンプに限らず、グループで旅行に行くと同行者と価値観が合わずにモヤモヤするケースは珍しくない。完全に一致することは難しいとわかっていても、あまりにもズレが大きすぎると行程自体が苦痛な時間になってしまう。特に、自然の中での食事や宿泊のために協力し、道具を共有することもあるキャンプでは、自分勝手な一面が見え隠れする人との同行は厳しいかもしれない。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。同連載をまとめた著書『誰にだって言い分があります』(小学館新書)が発売中。

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