毎年9月は「防災月間」。そこでアップデートしたいのが、コロナ時代の防災術。感染予防のために災害時でも密を避けて避難するため、キャンプ道具があると避難生活でも役立つ。キャンプ用品は防災グッズとしても優秀だが、キャンプ道具を一式そろえようとすると最低でも5万円程度の出費は必要になる。
ところが昨年来、異業種からの参入で、安価な品が発売されるようになり、ハードルが一気に下がった。以下、ワークマン、イオンから発売されている、防災グッズとしても注目されるキャンプ用品の数々を紹介しよう。
ワークマンのキャンプ用品
そうしたキャンプ用の格安ブランドのなかでも「自然の中では、みんな職人。」というキャッチフレーズで、今年2月にキャンプ用品に本格参入したワークマンは、テントが4900円~、シュラフが1500円~という衝撃の価格を実現している。一気に約130アイテムを投入して話題を呼んだ。
「もともとテントやタープ、シュラフに使われる生地は、撥水性や難燃性など弊社の作業服に使われてきた素材。キャンプ道具との連動で大量生産が可能になり、高機能と低価格が両立できました」(ワークマン広報・伊藤磨耶さん)
キャンプ用品の販売はオンライン中心で、近くの店舗で受け取ることもできる。代表的な商品を紹介する。
封筒型のスタンダードなシュラフ『BASICスリーピングバッグ』(1500円)。保温性の高い中綿入りで、撥水加工付き。ファスナーを全開すれば大きなブランケットにもなる。
初心者でも設営が簡単な『BASICドームテント1人用』(4900円)。付属のキャノピーポールを使えば前室の設営も可能。また、天井にはランタンが吊るせるフック付き。
軽量で組み立てが簡単な『BASICスクエアタープ』(4900円)。高撥水加工が施された生地は雨にも強く、テントを覆ったり、日差しや雨よけとして使える。