コロナ禍を経て働き方も大きく変わり、リモートワークもすっかり市民権を得た。誰とも会わずに自宅で仕事をするなら、身だしなみはどんな格好でもいい。さらに言えば、ベッドに入ったまま仕事をすることも可能だ。しかし、そうした“ベッド上ワークスタイル”を取り入れた結果、思わぬ失敗をしたという人というたちもいるようだ。
外資系企業でウェブコンテンツの制作を担当しているAさん(30代男性)。どうしても外出しなくてはならない業務以外はすべてリモートワークとなり、「メインの仕事場は自宅のベッドの上」(Aさん・以下同)だという。
スマホでできる作業は極力スマホでやり、パソコンでの作業は最小限に済ませるというのが、Aさんのスタイルだ。
「メールやチャットツールでのやりとりの他、写真やテキストなどのデータのやり取りも、できる限りスマホ。スマホ作業のときは、ベッドの上に寝転がった状態でやっています。それだけで1日の作業が終わることもありますね」
パソコンで作業をする際も、ベッドの上からは動かないことがほとんどだという。
「流石に布団からは出ますが、ベッドの上に座ってノートパソコンを膝の上に乗せ、作業をします。パソコン机もあるんですが、全然使っていません。イスに座ることもほとんどなくて、現在イスは物置状態です」
自宅からリモート会議に参加する際は、どうするのだろうか。
「ベッドの上に座って、背景は何らかのイメージ写真に変えて参加します。社内の会議であれば音声のみにすることも多いです」