仕事の効率は変わらない?
ほとんどの作業をベッドの上でこなすAさんだが、食事をする際はどうするのか。
「食事は基本的に食卓で摂ります。ただ、お菓子やおにぎりなどの軽食はベッドの上で食べてしまうことも多いですね」
究極のスボラスタイルでリモートワークを続けているAさん。仕事の効率はどうなのか。
「ベッドの上でも机でも変わらないですよ。休んでいる時間と仕事をしている時間の境目がなくなったというのはありますが、むしろやることが終わったら、すぐにスマホで動画を見たり、ゲームをやったりして自由な時間に切り替えられる。無駄な時間がないんですよね。
ただ、あまり体を動かさないからか、腰が痛くなることはあります。健康面では正直おすすめできません」
ノートパソコンに大きな負担が…
一方で、ベッドの上でのパソコン作業にはデメリットもある。IT企業勤務の会社員・Bさん(30代男性)はこう話す。
「コロナ禍前からリモートも多く、文字通り寝る暇もないほど忙しかったので、いっそベッドの上で仕事をしていました。
起きてすぐとか、寝る直前までも寝転がりながらノートパソコンで作業をする毎日。そうしたら、いつからかパソコンが異常に熱くなるようになったんですよ。故障かなと思ってメーカーの修理センターに持ち込んだら、DVDドライブに埃が溜まっていて、それが原因とのこと。ベッドの上で作業していたのが良くなかったんでしょうね。それ以来、ベッドに寝転がって作業するのはやめました」
また、ベッドの上でのリモートワークであるがゆえの凡ミスも起きがちだ。
「寝ぼけた状態で仕事のメールをチェックして、スマホで返信しようと文面を考えている間に二度寝していまい、誤操作による中途半端な状態で返信してしまったことが、数回ありました。ただただ恥ずかしいばかりです。大事なメールの返信は、ちゃんと起きてからやらなきゃダメですね」(Bさん)