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片づけ上手の平野ノラが絶対に捨てたくない“大切なもの”への思い 「学生時代から撮り続けてきたプリクラは宝物」

片づけの達人としても知られる平野ノラが“捨てられないモノ”とは

片づけの達人としても知られる平野ノラが“捨てられないモノ”とは

「片付け」も「ミニマリスト」もムーブメントを越え、私たちの生活に定着して久しい。だが、思い出が詰まったモノや、つらいときに支えになってくれたモノを簡単に捨ててしまって、本当に後悔しないだろうか? 大量のモノを前に自分と向き合って取捨選択を繰り返した末に「人生において捨てたくない大切なモノ」が何であるかを掴み、幸運を引き寄せた女性がいる。“バブリー芸人”として36才でブレークを果たした平野ノラ(45才)に話を聞いた。

「これまでの人生、手放すことで転機を迎えてきた私ですが、写真や手紙、イラストなど思い出の詰まったモノは捨てられない。特に学生時代からずっと撮り続けてきたプリクラは絶対に残しておきたい宝物です。

 眺めているだけで“あのとき、あの子とよく遊んでいたな”とか“こんなポーズにハマってたな”とか、当時のことをかなり鮮明に、楽しかったことを細かく思い出すことができるんです。

 長い年月が経ったせいで色が薄くなって誰が写っているのかほとんど見えない写真もあるけれど、それも含めて捨てられない大切なモノだから全部並べて額に入れて、アートのように飾っています」

“商売道具”として唯一手元に残ったもの

 現在は娘と夫の家族3人で整頓された部屋に住み、片付けの達人としても知られるが、かつては整理整頓が大の苦手だった。

「当時はまだバブリーキャラとして人気が出る前。リビングの床は足の踏み場がないほど散らかっていたから、浴室でお風呂の蓋をテーブル代わりにして食事をする始末。

 仕事もプライベートも、もうあとがない状況で『こんなに散らかった部屋では何もできない。このままでは芸人としてもダメになる』と感じて、『いまの私にとってなぜこれが必要なのか、要らないのではないか』と自分と対話しながら、一つひとつモノを減らしていきました」(平野・以下同)

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