芸能人・著名人の相続・終活
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由美かおる「終活を考えたことはない」 古い洋服も捨てずにアップデート、『11PM』衣装はリメイクして今もキープ

由美かおるの「モノを大切にしようとする心」とは(撮影/平野哲郎)

由美かおるの「モノを大切にしようとする心」とは(撮影/平野哲郎)

 より少なく、より整頓された暮らしを求めた「片付け」や「ミニマリスト」もムーブメントを越え、私たちの生活に定着して久しい。しかし、思い出が詰まったモノや、つらいときに支えになってくれたモノを簡単に捨ててしまって、本当に後悔しないだろうか? 「捨てられないモノ」が何かわかったとき、人生で大事にすべきことが見えてくる──。

「捨てられない」人は、「モノを大切にしようとする心」を持っているはずだ。今年、芸能生活58周年を迎えた由美かおる(72才)が、それを学んだのは5才のときだった。

「当時、大事にしていた革靴を、飼っていたシェパードにぐちゃぐちゃにされて、履けなくなったんです。そのときに母親から『ちゃんと靴箱に入れておかないとダメよ』と叱られて、大切なモノはしっかり管理しておかないといけないのだと身をもって理解しました」(由美・以下同)

「終活や老いじたくを考えたことはありません」

 京都出身の由美は小6で西野バレエ団に入団し、15才のときに深夜番組『11PM』(日本テレビ系)でヒール、ミニスカートに網タイツを披露した。さらに奈美悦子(72才)や金井克子(78才)らと「レ・ガールズ」を結成してアイドルとして人気を博した。

 70才を超えた現在もミニスカートをはきこなす抜群のプロポーションの彼女は、いまも「前進中」だと笑う。

「だから終活や老いじたくを考えたことはありません。終わりに向けて活動することで気分が上がるとは思えないし、いまを生き生きとアクティブに過ごして多くの夢をかなえたいと思っています」

 ただし快適に暮らすために、身の回りの整理整頓は常に欠かさない。

「本当は片付けが苦手なのですが、家の中はできるだけきれいに保つように意識しています。コツはモノを“しまいっぱなし”にせず処分して、なるべく床にモノを置かないようにすること。帰宅したときに部屋がゴチャゴチャしてなく、気持ちよく過ごせるように心がけています」

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