1月以降の急騰を見てから慌てて仕込むくらいなら、12月までに一般の課税口座で買っておいたほうがよほど値幅も見込めるとする見方だ。また現行の一般NISAの非課税枠（年120万円）を余らせているなら、駆け込みで使う手もある。
来年1月に資金流入が見込める銘柄について、武者氏はこう見る。
「2014年に現行NISAが開始された時は『高配当株』や割安な『低PBR（株価純資産倍率）株』が人気を集めましたが、これらの銘柄が物色されやすいのは今回も同様。加えて、日本を代表する自動車やハイテク関連の有名企業も注目されるのは必至でしょう。たとえばトヨタ自動車はその筆頭格と見ています」
『Live News α』（フジテレビ系）のコメンテーターなどとして活躍し、「日本一バズるアナリスト」として知られる馬渕磨理子氏（日本金融経済研究所代表理事）もこう言う。
「投資初心者にもわかりやすい大企業はもちろん、長年にわたって増配しているような高配当銘柄などに資金流入が見込めます。もちろん投資は自己責任ですが、今のうちに一般の課税口座で参戦して値幅を狙う考え方は“あり”でしょう」
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