さらに、藤井氏は今後ますます注目が高まるAI関連の小型株も挙げる。
「すでに注目されているが、AI向けの半導体の供給不足が指摘されるなど、本格的なAI時代はこれから。かつてのITバブルのような『AIバブル』まで予想され、新NISAの『成長投資枠』からの資金流入も期待できる。ヘッドウォータースやTOWAのほか、pluszeroなどは今後の株価上昇が見込まれ、今なら安値で仕込めるチャンスと言えます」
ここに挙げた銘柄は“今が買い”とされるが、その先の「出口戦略」も考えておきたい。ひとまず課税口座で買っておき、「1月以降の値上がり後に売って利益確定するのも一手だし、その先のAIバブルまで見込むなら、新NISAの『成長投資枠』で改めて買い直してもいい」(藤井氏)という。
新NISAがもたらす大波に乗るためにも、まずは「その前兆」を掴んでおきたい。
※週刊ポスト2023年12月8日号