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新NISAの口座開設、ネット証券と銀行それぞれのメリット “クレジットカード引き落とし”設定で「ポイ活」にも

新NISAで金融機関選びのポイントは?(イメージ)

新NISAで金融機関選びのポイントは?(イメージ)

 2024年1月から、現行のNISA(少額投資非課税制度)が新NISAとして生まれ変わり、使い勝手や運用効率においてさまざまな進化を遂げる。非課税期間が無期限になり、生涯投資枠も1800万円まで拡大されるなど、投資家から熱い視線が送られている。では、どうやって始めるのが正解なのか、そのポイントを解説していこう。

ネット証券だけにこだわらなくていい

 新NISAを始めるには、まず証券会社や銀行などでNISA口座を開設する必要がある。  専門家たちは一様に、対面よりもネット証券の方がおトクだと指摘する。ネット証券の方が手数料が安く、現行のつみたてNISAでの運用対象の投資信託の取扱本数が多いからだ。家計再生コンサルタントの横山光昭さんが解説する。

「もちろん、一般的な銀行や証券会社でも新NISAの口座開設はできます。しかし、商品本数が少ない。つみたて投資枠の対象商品は260本以上ありますが、銀行によっては10本以下しか取り扱いがないこともある。さらに、同じような商品でもネット証券と比べて信託報酬(管理・運用の手数料)が高いものを扱っていることも多いのです。

 また、銀行では最低投資額が1000円、5000円というところも多い一方、ネット証券なら100円からでも新NISAを始められる。ネット操作が不安なら、電話でサポートしてもらえば問題ありません」

「どうしてもネット証券は不安」と思うなら、いますでに口座を持っている銀行の窓口で相談してもよいだろう。手数料や取扱本数を気にして何も始めないよりは、多少の手間賃を取られても、始めさえすればお金を増やすことにつながるかもしれないからだ。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが解説する。

「対面の金融機関はネット証券と比べて手数料が高く、取扱本数が少ないのは事実です。ですがつみたて投資枠は制度上商品数が絞られているため、初心者にとっては商品数が少ない方がむしろ選びやすいかもしれません」

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