ポイントは続けやすさとコスパ
注目ワードは「コスパ」。家計簿を続けるにも正しい金銭感覚を身につけるためにも家計簿選びにまず持っておきたいのは「コスパ感覚」だ。目の前の価格で安い高いを判断せず、「コスパがよい家計簿」を選びたい。
今回、価格をページ数で割ったページ単価の「コスパ」がもっとも高かった(3.5円/ページ)『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート』が、総合ランキングでも1位に輝いた。コスパ2位の『みるみる貯まる!カンタン家計ノート』(3.6円/ページ)は総合3位にランクイン。『講談社版 お料理家計簿』も1100円という定価ながらコスパのよさ(4.5円/ページ)が評価され、総合2位につけた。
1位の『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計簿』を推したのは全国紙文化部記者Aさんと、家計簿歴50年を超える70代主婦Dさん。
「各ページについているお金のコラムの質が非常に高い。毎日読んでいるだけで、自分の感覚が変わり、自然と節約力や貯金力がアップできるという優れものだと思います」(Aさん)
「週ごとの家計の動きが一目で把握できるので選びました。もうこのシリーズは10年以上使っていますが、今年はカラーになって見やすいのもうれしい。幅広いスペースには一言日記もつけられるし、節約が楽しくなります」(Dさん)
2位の『講談社版 お料理家計簿』(講談社)は荻原さんも太鼓判。
「家計を担う人って台所も担っているから、いつも“今日は何作ろう”って考えてるんですよね。その迷いも解決してくれるのがすごくいいなと思います」(荻原さん)
3位の『みるみる貯まる! カンタン家計ノート』(ベネッセ)を推した平塚さんが言う。
「家計簿で大切なことは、続けられることだと思うんです。みるみる貯まる!は安くて薄くて、続けやすさが高ポイントだなと思いました」
家計簿をつけることは単に節約効果があるだけではないと続けるのは平塚さん。
「節約や貯金という目的はもちろんですが、同じ支出でもどう満足度の高い支出に変えていけるかというのが醍醐味でもあります。お金をより上手に使えるようになることがいちばんの利点。そのためには、自分に合う家計簿を見つけるのがいちばんです」
メリハリある満足度の高い家計管理のために、今年は家計簿を活用してみよう!
※女性セブン2023年12月14日号