「通信速度や容量はもちろんですが、各社で独特なプランやオプションがあるので、知れば知るほど悩んでしまいます。
y.u mobileは余った通信容量を100GBまで繰り越せるし、mineoは平日の12~13時の通信速度が制限されるけど、割安でデータ使い放題になるプランがあります。BIGLOBEモバイルは、YouTubeやApple Musicなど対象サービスの通信量が、定額料金でノーカウントになるオプションがあるなど……。
あれもこれも魅力的に思えてしまうんですよね。格安SIMは契約のハードルが低く価格も安いので、とりあえず入ってみて、半年くらいで乗り換えればいいかと考えてしまう。
長く一つに決められない自分を優柔不断だと思っていましたが、そもそも大手キャリアをずっと使っているのが当たり前じゃなくていいかなと。選択肢が多いのは良いことですし、スマホの契約はもっと気軽なもの、と最近は思っています」(Bさん)
MVNOが乱立した結果、独自色が強いプランやオプションを提供する事業者も少なくない。一人ひとり最適解が異なるうえに、それも刻々と変化してしまう時代だけに、ユーザーにとって悩ましい状況が続きそうだ。(了)