70年近くの投資経験から2024年の相場をどう読むか
常時、およそ80銘柄に目を光らせ、1日30回ほどの売買を繰り返す茂さんだが、「木を見て森を見ず」にならぬよう経済全体を幅広く見渡し、「2023年に日経平均が3万円を突破することも確信していた」という。
「70年近く株をやってきた経験からいうと、2024年はさらなる大相場となり、日経平均は4万円を突破すると見ています。
その理由は、まず外国人投資家が日本株はまだ割安と見ていて、大きな買いを入れてくることが予想されるからです。次に、東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に改善を要請したため、企業の収益率が向上し、株価の上昇が期待できる。
そして、『新NISA』(少額投資非課税制度)スタートも大きな上昇要因になる。これを機に株式投資を始める人が増え、市場がより活発化するのは間違いない。これから株式投資を始めようという人は新NISAがいいきっかけになるでしょう」
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