住まい・不動産

相続した築40年の実家を更地にしようとしたら、20代の息子が「住みたい!」 空き家を「負動産」にしないためのリフォームにいくら必要か

一般社団法人全国リフォーム合同会議の二宮生憲代表理事

一般社団法人全国リフォーム合同会議の二宮生憲代表理事

業者選びのポイント まずは「建設業許可」の確認から

 二宮氏はこう続ける。

「最初にやってほしいのは、許可関係の確認です。500万円以上の工事を請け負う業者は“建設業許可”の取得が必須です。逆に言うと、500万円未満の工事はこれを必要としません。建設業許可には一般建設業許可と、さらに条件の厳しい特定建設業許可の2種類があります。特定建設業許可を取得している業者であればまずは安心です」

 事務所などの目立つ場所に「建設業の許可票」のパネルが張り出されてあるので、これを確認するといいだろう。

 また、相談する際に、見積もりやプランニングについて、専門用語を並べて煙に巻こうとする業者もあるというから注意が必要だ。わかりやすい言葉で丁寧に説明してくれる業者が信頼できると二宮氏は解説する。

「アフターサービスが充実していることもポイントが高い。これはリフォームに限らず言えることですが、住み始めてから実感する不具合もけっこうあります。そんな場合に気軽に相談できる業者を選びましょう」

「一戸建てはもっとカジュアルに考えていい」と二宮氏は言う。「負動産」から「富動産」へ。適切なリフォームさえ行えば、難しいことではないのかもしれない。(了)

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