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【悪質ホスト問題】城咲仁が提言「接客の原点に立ち戻るべき」、ホストはきちんと納税し「トー横キッズやシングルマザーの支援に活用を」

苦境を脱するには、まずホストが接客の原点に立ち戻ること

 だけどいま、ホストクラブの客層は大きく変わりました。メインのお客さんは “推し活”ブームに感化された若い女の子で、大枚をはたいて“推し”を応援しようとホストに会いに来ます。

 本来ならもてなす側であるはずがまるでアイドルのように持ち上げられ、間違いなくホストの“接客力”が低下する要因の1つになっています。また、誰でも来店できるよう初回の料金設定が低くなったことも、かつてあった非日常のエンターテインメント性が薄れた理由でしょう。

 苦境を脱するには、まずホストが接客の原点に立ち戻ること。また、若くして大金を手にしたホストがきちんと納税する仕組みを作り、そのお金をトー横キッズやシングルマザーなど生活に困窮している人の支援に回すのはどうだろうかと思っています。業界をクリーンにして社会に貢献すれば、ホストの存在も少しは世の中に認めてもらえるはず。

 2024年はホストが社会の中で居場所を見つけて生き残っていけるか、淘汰されるかの分かれ目の年になると言えるでしょう。

【プロフィール】
城咲仁/タレント。21才で新宿・歌舞伎町の老舗ホストクラブでホストになり、5年間No.1に。2005年にタレントに転身しバラエティーなどで活躍。オフィシャルサイト(https://shirosakijin.jp/)で情報発信。

※女性セブン2024年1月4・11日号

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