銀行や投資の口座の残高をすべて書き出す
大きな支出についても見てみましょう。
【質問4】今年、突発的に多額のお金がかかった項目を書き出してください
【質問5】質問4を踏まえて来年想定できる臨時支出の項目を書き出してください
《振り返りポイント》
・来年想定できる臨時支出の金額は、合計いくらになりましたか?
・ボーナスから出す予定の項目以外の合計はいくらですか?
・その金額を12で割って、毎月プールしておく金額を算出しましょう
貯められない人の言い訳の一つが「せっかく毎月貯めていても、突発的におこる大きな出費で使ってしまう」というもの。家電が壊れたり、冠婚葬祭が続いたり、子どもの制服の買い替え代など、いわゆる「臨時支出」があると、貯金を崩してしまうのです。
実際には、突発的と言っても、書き出してみるとある程度想定できたものが多いはず。2024年にかかりそうな臨時支出については、今ある貯金の一部や、毎月の貯金の一部をプールして備えておき、「あーあ、貯金を崩しちゃった」ではなく「準備していたお金を使おう」と思えるようにしましょう。
【質問6】12月末時点の預貯金・投資口座の金額をすべて書き出してください
《振り返りポイント》
・預貯金・投資口座を合わせた資産合計額はいくらですか?
・投資の内容は自分のリスク許容度に合っていますか?
家計簿アプリを使っている人も、各金融機関の残高チェックをして書き出してみましょう。アプリ連携を忘れている口座や、何らかの事情で連携が途中で止まっているケースもあるからです。
また、投資分の記録については、元本と現在の資産残高を両方書きましょう。昨今の株高で、かなり資産が膨らんでいても、売却しない限りは資産として確定できないからです。加えて、投資口座の資産バランスも見て、自分にとってリスクが大きすぎないかもチェックしておくと安心です。
【質問7】12月末時点の加入保険を書き出してください
《振り返りポイント》
・加入している保険の内容(保障内容・保障期間)は把握していますか?
・保障が重複しているものはないですか?
日頃から加入保険一覧表を作っている人は、最新版となっているか確認しましょう。作っていない人はこれを機に、上記内容に保険証券番号を追加した一覧表をぜひ作ってください。ご家族にも共有しておくと、万が一の時にスムーズに請求できるのでおすすめです。
書き出したら、保障が重複しているものがないか、保障の過不足はないかチェックを。現時点で不要と感じたものについては解約、保障が大きすぎる場合は保険金を減らすなど見直しをしましょう。また、現在月払にしている保険について可能なものは年払に変更すれば、少し安くなります。