2024年から始まる新NISA(少額投資非課税制度)。子どもの教育費を準備するのに活用する世帯も多いかもしれない。では、教育費を準備する場合、どれぐらいの金額を、どれぐらいの期間積み立てていけばよいのだろうか。新刊『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』が話題のファイナンシャルプランナー・横田健一氏が解説する。
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2024年から始まる新しいNISAでは、一人あたり最大1800万円まで非課税で投資可能になります。そのため、老後資金のみならず、教育資金の準備にも利用する価値が大きいと考えています。
今回は、お子様が生まれたらすぐに始める、新しいNISAを活用した18年間の積立投資による教育資金の準備について説明します。
幼稚園から大学まで一人あたりにかかる教育費
子どもが生まれると、家計の悩みのタネになるのが子どもの教育費です。公立か、私立かにもよりますが、次の表のように、一般的に大学卒業までで一人あたり800万~2400万円ほどかかると言われています。