各種カードを紛失してしまうと、その後は停止や再発行の手続きに時間を取られることなり、そのダメージは大きい。それが正月休み中の出来事だったらどうなるか。この正月、クレジットカード、メインバンクのキャッシュカード、スーパーのプリペイドカードなど多数のカードを失ったネットニュース編集者の中川淳一郎氏が報告する。
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元々私はカードを二つ折り財布に入れ過ぎていたことは、自分でも承知しています。時々「ありゃ、カードがないな」と思ったら財布を入れていたリュックの底にまとまってカードが散乱していることもありました。
私の入れ方が悪いのでしょうが、時々、財布から落ちてもリュックが受け止めてくれていたのでさほど問題視していませんでした。ところが、今回はリュックの中にはない。どこかで財布を出した時にボロボロと落ちてしまったのだと思われます。手続きをするには半日がかりですし、利用者側の都合通りにはいかない。
ここでは、これらへの対応を報告します。まず、スーパーのプリペイドカードですが、これは停止を依頼。本部に残金のデータは残っているでしょうから、再発行手続きをした場合そのカードに以前の金額がチャージされるのかと思ったらそう甘くはありません。「カードが見つかったらその金額を復活させます。見つからなかった場合は、新たにカードを作ってください」という対応になりました。そりゃそうですよね。拾った人が使えなくなり、本来の所有者がその権利を使えるようになったら言ってくださいね、という運営側の極めて真っ当な判断です。