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達川光男さんが語る“膀胱がん治療と医療費” 「知人に頼まれて入った『がん保険』ですべて賄えてお釣りが来ました」

デッドボールをアピールする広島の達川光男捕手(1985年)

デッドボールをアピールする広島の達川光男捕手(1985年)

 ただ、こんな反省点もあったという。

「手術後、入院5日目に退院したんだが、この保険では1週間以上でないと入院一時金が出なかったのよ。それを知っていたらあと2日入院させてもらったのに(笑)。契約内容をよく見ておかないといけんかった。

 忘れられないのは手術後の病室でのこと。手術直後は、尿道に管を通して小便が出る処置をしてもらっていたんですが、ボクは小便が出なかった。手術が失敗したのかと心配したが、ボクが管を踏んで折れていたのよ。それを直してもらうと、ジャーッと小便が出た。人生でいちばん気持ちがいい小便だったね(笑)」

※週刊ポスト2024年1月26日号

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