原則として高額療養費は退院時に本人がいったん全額を支払ったのちに加入する健康保険に申請すると、3か月程度で還付される。一時的でも大きな入院費の支払いを避けるには「限度額適用認定証」を提出することだ。
「事前に限度額適用認定証を病院の窓口に提出すれば、退院時の支払いは自己負担限度額までとなります」
限度額適用認定証の手続きはどんどん簡素化されており、入院時に病院から渡された申請書を提出するだけで済んだり、マイナンバーカードに紐づいた「マイナ保険証」を利用すれば病院の窓口で受け付けするだけで限度額までの支払いで済むようになってきている。
入院時にそうした手続きについて事前確認をすることが、大きな出費を抑えることにつながる。
※週刊ポスト2024年1月26日号