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飲食店のタッチパネル注文に慣れすぎて「対面オーダー」が苦手になった人たち 「すみませーん!と言いたくない」「じっくりメニューを選びたい」

対面注文とは異なるタッチパネル注文のメリットを感じる人も増えている(イメージ)

対面注文とは異なるタッチパネル注文のメリットを感じる人も増えている(イメージ)

 飲食店の料理の注文において、対面からタッチパネルでメニューを注文できる形式に移行する店舗が増えている。当初は苦手意識を持つ人も多かったタッチパネルでの注文方式だが、今やタッチパネルにすっかり慣れて、逆に従来型の対面注文に苦手意識を持つようになった人たちも増えているようだ。

 対面のどんな点が苦手なのか、タッチパネルのメリットは何か。“注文はタッチパネル派”という人たちに話を聞いた。

「すみませーん!」と何度も言いたくない

 PR代理店勤務の30代女性・Aさんは、「対面よりタッチパネルの注文の方が楽」だという。

「まず、注文が決まった時に『すみませーん!』と声を出すのが苦手なんですよね……。かといって、テーブルの横でじっと待ち構えられたりするのも苦手。『すみませーん!』と言って一度で気づいてもらえないと、何度も呼ぶことになりますが、それも気が引ける。タッチパネルなら、そうしたやり取りが不要なのでラクですね」

 タッチパネルに慣れ過ぎて、元々苦手な対面注文に対して、ますます緊張するようになったというAさん。

「例えば店員さんが忙しいのが丸見えだったりすると声をかけづらく、タイミングが難しい。様子をうかがいながら、さらに他の客の声かけと重ならないようにしなくてはならない。タッチパネルバンザイです」(Aさん)

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