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【若者のデトックス消費】「サウナと銭湯」にハマるデジタルネイティブ世代 「つながるストレスを解消」「昭和レトロでエモい」

「安い銭湯に行くと、“昭和っぽくてエモい”と思う。その流れで、銭湯でコーヒー牛乳を飲んだりするのも可愛い(笑)。純喫茶に行ってメロンソーダを飲んだりするのと一緒ですよね」と女子学生のBさん

「安い銭湯に行くと、“昭和っぽくてエモい”と思う。その流れで、銭湯でコーヒー牛乳を飲んだりするのも可愛い(笑)。純喫茶に行ってメロンソーダを飲んだりするのと一緒ですよね」と女子学生のBさん(イメージ)

銭湯でコーヒー牛乳は“昭和っぽくてエモい”

 別の私立大学に通う女子学生のBさん(20歳)も、サウナや銭湯にハマっているという。

「正直スマホを使いすぎて、“スマホっ首”になって困っています。学生は一日中課題やテスト勉強でパソコンを使うし、それ以外の時間もずっとSNSやYouTubeを見ているので。デトックス欲が高まっているのは間違いないと思います。

 でもそのためにエステや整体に行くのは、一回数千円かかるから、そんなに頻繁に行けない。その代わりに、健康にもよくて、男女ともに趣味として語っても恥ずかしくない、かつお金を使うという消費欲求も満たしてくれるのがサウナや銭湯。昔は昭和のおじさんの趣味だったかもしれませんが、今は『サ道』などのコンテンツも流行しましたし、デトックス志向のZ世代にピッタリだったんだと思う」(Bさん)

 Bさんによれば、女子学生にとってサウナや銭湯は「エモい」ものだという。

「サウナも銭湯も『家にお風呂がないから行く』みたいな、貧乏っぽいイメージはないです。ラグジュアリーなサウナに行けば、おしゃれだし、非日常的な感覚に浸れます。逆に安い銭湯に行くと、“昭和っぽくてエモい”と思う。

 その流れで、銭湯でコーヒー牛乳を飲んだりするのも可愛い(笑)。純喫茶に行ってメロンソーダを飲んだりするのと一緒ですよね。安価で、かつ昭和レトロな体験をしているような気分になるんです」(Bさん)

 デジタルネイティブ世代にとって、常時接続のインターネットやSNSは人間関係のストレスだけでなく肉体的な疲労ももたらしている。そんな世代にとって、心身ともにデトックスすることができる銭湯やサウナは、安価でかつおしゃれさも楽しむことができる「デトックス消費」として人気を博しているようだ。

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