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「正解がわからない…」 初めての「防災リュック」「備蓄」の悪戦苦闘、スマホの電源や食品の賞味期限など悩ましい問題が続々

ローリングストックに挑戦も管理が大変

 防災グッズだけでなく、「備蓄品」に頭を悩ませる人もいる。20代女性・Cさんは、水や保存食品を定期的に消費し、食べた分を補う「ローリングストック」を実践するため、備蓄品を大量に購入した。

「防災グッズを買ったうえに、水、カップラーメン、缶詰、おかゆなどの備蓄品を買ったら、家中が防災関連のものだらけに……。それでもまだまだ備蓄しておいた方が良いかもしれないと欲が出てしまいます。何が正解かわからないので、あればあるだけいいという思考になっています」

 購入した備蓄品をどう管理するかも重要だ。

「私一人では難しいと思うので、家族で食材別に担当を作ったり、賞味期限切れが近づいたものを優先して消費する日を作るみたいに、工夫が必要ですよね。そうしないと賞味期限切れ間際に、缶詰の食事、ペッドボトルの水をガブ飲みするといった、無理に消費するような生活になりそうで怖いです」(Cさん)

 防災意識が高まり、準備にとりかかる人が増えれば被害軽減にもつながる。試行錯誤しながらも、万全な防災体制を整えようと努力している家庭も多いようだ。(了)

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