こうした商売に直接関わらないように見える取り組みを通して、地域住民との信頼関係が築かれることが大きいのだという。
「おかげで、うち(あいたい屋)の売り上げも伸びています。地域との関わりを深めることに取り組む以前の3~4倍になっていますね」(益田氏)
益田氏はこれまでの試みを振り返り、次のように語る。
「そもそも、やっていることはすべて各商店の売り上げアップのためです。商店街にいかにお金を落としてもらうかに尽きる。私は福祉家ではなく商売人。ただし、安心して使ってもらえる商店街を作るために、福祉目線での地域との結びつきはとても重要。やれることはまだまだあると思っています」
福祉目線で売上アップ。その試みはまだ始まったばかりのようだ。
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