大人の女性が行きたくなる店作り
もともと女性客が多いミスタードーナツは別としても、昨今、女性を意識した店作りをするところが増えていると柳生さんは言う。
「店内もおしゃれな“ファストフードのカフェ化”が進んでいますよね。明らかに“大人の女性”を重視している表れだと思います」
その代表格が、フレッシュネスバーガーだ。
「基本のバンズを糖質45%オフの低糖質バンズに(+80円)、あるいはビーフパティを植物由来のソイパティに変更できる(無料)など、カロリーが気になる女性も利用しやすい」(柳生さん)
バーガー作りにも独自のポリシーがあった。
「素材そのものを生かした『手作り』にこだわっているので、野菜やソースも可能な限り店内調理を行うなど“ひと手間”を心がけています」(広報担当者)
一方、マクドナルドでは、約200店舗に専任のバリスタを置いた『McCafe by Barista』を併設するなど、カフェの充実を図っている。
「コロナ禍前のようにカフェ時間を楽しみたいというかたが増えていると考え、昨年より『本気カフェ宣言』を掲げ、より質の高いカフェメニューの提供に力を入れています。今年は、当店でも利用杯数が伸びているラテ類を、3年ぶりにリニューアルしました。数種の豆の焙煎度合いを微調整してブレンドし、牛乳の自然な甘みの余韻を楽しめる味わいに進化しています」(広報担当者)