設置スペースに不向きだった扉の開き方
広告代理店勤務の30代男性・Bさんも、“新生活セット”で失敗した経験を明かす。
「150リットルぐらいの冷蔵庫と電子レンジ、洗濯機、炊飯器、ハンディクリーナーがついている5点セットです。色味がシルバーとブラックで統一されていて、これなら一つ一つ迷わなくてもインテリアを考えるうえで楽だなと思ったのが、セットを買った理由です。
その際、冷蔵庫は右開き一択しかできなかったのですが、引っ越し先は、キッチンのコンロと冷蔵庫の設置スペースが向かい合い、冷蔵庫の左側は壁がある物件でした。右開きでは冷蔵庫を開けにくく、料理をしながら扉を開けることはほぼできません。
結局、左右どちらも開けられる、大きい冷蔵庫に買い替えました。お買い得には罠があるなと思った出来事でした」
冷蔵庫の音は大きさとも関係
IT企業勤務の30代男性・Cさんは、学生時代にワンルームで暮らしていたが、小さな冷蔵庫の「音」に悩んだという。
「小さい冷蔵庫は大きさに比べて運転音が大きい印象です。最初はワンルームだから音が気になるのかなと思っていましたが、販売員さんに聞くと、そもそも音は冷蔵庫の大きさに関係していて、小型のものほど比較的大きくなりやすいとのこと。気になる人は静音タイプにこだわるか、冷蔵庫は確実にキッチンに置く方がいいと思いますが、そもそも“一人暮らしだから小さくていいだろう”という先入観がアダになりました」(Cさん)
一人暮らしだからといって「一人暮らし用」を買う必要はない。先入観にとらわれず今後の生活を考えて最適なものを選びたい。(了)